神楽めあちゃんの放送で高額オタクの話をしていた.
ほしい物リストなどで高額の物を送ってくるオタクの一人が,アンチスレなどを真に受けて個別に頻繁に連絡を取ってくるというものだ.話の通じなさに困惑していた.
地下アイドルとか芸者とこのあたりは変わらないなあという感想だ.特に個人または個人グループだと間に誰もいないので,問題がVTuberに直接的に影響を与える.盾になってくれる人がいない.
ほしい物リストの使い方として,商品をねだるのは本来Amazonが想定した使い方と異なるだろう.Amazonは誕生日や結婚,出産祝い,お見舞いなどでの使用を想定していたのではと思う.近い将来ガイドラインにねだる目的での使用が禁止されるかもしれない.
高額な物をもらったり,お金を払わせたりする際は対価やイベントで同時に相殺する必要があると考える.イベントでは誕生日プレゼント,お金ではクラウドファンディングにおいてのボイス特典などである.後者では等価ではなくとも,何かを即座に提供したという事実が重要になるように思える.
スーパーチャットの限度額が5万円なのはやはりちょっと常軌を逸していて,リッチなチャットという建前を超しているように感じる.一部からよりもメンバーシップやファンボックスなどでバランスよく資金を援助してもらうことが重要だ.だが少数のファンから多くのお金を得ようとするとバランスを欠く行動に出る必要が出てくる (ファン同士を競わせるなど).
そして一般論として一部の高額ファンにDMやボイスチャットで優遇するのは危険であり,相当な立ち回りが必要になる.アンチを作るスタイルの場合,こういう厄介オタクに対して他のファンが面白がって制してくれない.例の放送でも呼んでもいない他のVTuberのアンチが集まっていた.
VTuberのママを個人的にやるリスクに,このようなお金目的でファンと不適切な接し方をすることがあることが露呈した.ママとしては事前に契約をしっかりして行動を縛ってリスクを避けることが求められる.
VTuberがVTuberの光のサイドの活動に夢を抱いていること自体 (他のVTuberとコラボ,雑誌に載る,人気者になる,ファンにエンターテイメントを提供し続ける,大人な振る舞いをする) が,VTuberが不適切なムーブをしないように抑制する鍵となっている.なのでトップ層が理想的な正しいVTuberをロールプレイすることがVTuberに対して世間の目が好意的であるためには求められていく.
そして「VTuberをはじめよう」みたいな本が今出るとしたら,お金とのつきあい方という項目が間違いなく設けられるべきである.