三つ星カラーズ．個性豊かな三人組の幼女が上野の街で遊ぶ話で私はとても好き．
見れば分かると思うけれど，悪ガキの集まりだけど，子供だから許されるみたいな物語が今のお利口さんが多いアニメにおいては比較的珍しい．ヤングアダルト小説みたいだ．
実際の所は，馬鹿な黄色と静観する青とリーダーだけど積極的に止めない赤の構成で全員が悪ガキという感じではない．
街のみんなが優しいのも特徴で，最新話はゾンビゲームに女子高生とか子供づれが協力してくれていた．そういう人のあたたかさは，田舎の物語では一般的な要素としてあるが，都会の物語にもその概念を持ち込んでいるあたりが，隣人にも親交がないであろう一般的な都会の生活とは変わっている．ただし，都会の概念よりこち亀みたいな下町のノリという概念の方が適切なのかもしれない．
ただ，三つ星カラーズあんまりアニメが人気がないみたいだ．ニコニコ動画でも10万再生行くか行かないかというラインで，これはあまり多くない．
なんでか理由はよく分からない．ロリは幼すぎて，駄目なのか，お話が比較的地味なのか，絵がそれほど動かないせいか．
南極に行く「宇宙よりも遠い場所」も，見た人の評価は高いものの再生数自体は14万程度で受けやすい要素がない作品は，単純な視聴者数では伸びにくいのかもしれない．
派手さはない作品だけれど，見ていて元気が出るので少しでも多くの人に見てほしいなあという作品だ．
